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コンクリートディレクター協会は、
実務に即した学びで業界の未来を担う人材の
育成を支援します。
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コンクリートディレクター(CD)とは、生コンクリート工場で働く方に「技術的な知識」と「業務理解」を付与し、幅広い業務に対応できる人材として新たに設けられた職域です。
CDは、「社内規格の理解」に重点を置いた教育プログラムを通じて、記録整理や技術的な問い合わせへの対応力を身につけ、バックオフィスから品質管理活動を支える存在となります。
origins
これまで、生コン工場では「試験係」がすべての技術業務(品質管理・試験成績作成・検査部署管理等)を一手に引き受け活動してきました。しかしながらその業務範囲の広さは試験係の負担となっていました。
一方、事務職の方々が日々行っている業務の中には、一定の知識を得ることで試験係の一部を担うことができる領域が多く存在します。そうした現実を踏まえ、以下の複合的な目的から、CD制度は誕生しました。
Effects obtained
CD導入により、働くひとの「負担軽減」と「業務効率化」を実現いただけます。
CDは、単なる資格取得だけでなく、以下の活動を通して
継続的に成長できる環境が整っています。
CD制度は、動画教材を受講し、テストに合格することで資格が付与される“資格認定制度”です。
動画では、JIS A 5308、JIS Q 1011や社内規格、建築・土木の基準の重要性を学び、工場の品質管理全般を支えるための基本的知識を身に付けます。
受講中・受講後問わず、チャット形式で質問が可能です。疑問には日本を代表するコンクリート専門家が直接回答し、その内容は全受講者に共有され、業界全体のナレッジシェアとして蓄積されていきます。
CD制度の受講者・修了者は「JOIS技術交流会」に参加可能です。この交流会は、リアルイベントとして開催され、サーキュラーエコノミーなど既存の概念ではカバーできない最新の研究情報を共有します。
更に、交流会は他工場との情報交換・共感の場となり、自身の業務に直結するヒントや改善策を得ることができるはずです。
CD取得後の自分を想像してみてください。
これまでのあなたは、「なぜこの作業をするのか」「どんな意味があるのか」を知らずに業務をこなしていたかもしれません。しかし、CDのスキルを身につければ、社内規格や関連帳票の根拠を理解した上で仕事ができるようになります。
さらに、後輩に知識を共有したり、工場の改善提案ができるようになることで、工場内での信頼が高まり、「頼れる存在」として、自らの立場に誇りを持って働くことができるでしょう。そして「欠かせない人材」としての自身と自覚が芽生えます。
また、管理者側にとっても、CDが自主的に学び理解しながら業務にあたってくれることで、全てを1から教える必要がなくなり、人材育成・業務管理の効率化に大きく貢献します。